土曜日, 2月 02, 2008

ユニークポイント『あこがれ』

昨日に引き続き、今度の芝居に出演してくださる役者さんの出演する公演を見に池袋へ。

ユニークポイント『あこがれ』
この公演は太宰治の『斜陽』を原作とするが、おもしろいのは前半、ユニークポイント(日本の劇団)が上演したあと、休憩をはさみ韓国の劇団が同じ作品を上演するというスタイル。

長い小説を劇作化するのでどちらも省略されているのだが、その方法が全く違う。

日本のほうは人物同士の言葉にしない微妙な感情をちょっとしたしぐさや表情で表現している情感あふれる演出だったが、韓国のほうは基本的に話の筋を展開したあとは後半主人公の自我の叫びを独白シーンとして表現しており、全く同じ作品が演出でこうまで変わるか、というとてもおもしろい試みでした。

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